鯉のぼりと散る桜花を愛でる栃木ライド

久しぶりの武論富敦旅である。今日は栃木市にやってきた。

 

栃木市内から大平山をめぐり、また栃木市内に戻るコースを走った。大平山は遊覧道路に沿って続く桜並木が有名で、まだ咲いていることを期待してここに走ることにしたのだ。

 

平井町から大平山の中腹にある自然公園まで登る。途中、傾斜がきつい坂があり、とても足をつかずには登れない。愛機のフロントギアはスタンダードな50Tだが、Explore Editionのような44Tであれば登り切れるのだろうか。

 

自然公園の展望台で雄大な関東平野を見晴らしたあとは、大平山神社にお参りする。あじさい坂入口から直登できる約1000段の階段の参道を使う。この日はなぜか階段を走って登る中高生らしき若者を多数みかけた。天気のよい日曜日なので、ほかにも多くの観光客が階段を登っていた。

 

葉桜も目立ったが、大平山遊覧道路沿いにはまだたくさんの桜が咲いていた。遊覧道路はゆるやかな傾斜になっており、その桜のトンネルを下っていくのは爽快だった。桜目当てにドライブしている車の多さには若干閉口したが…。

 

市内に戻り、栃木市立美術館の前を通ると、屋台を数台みつけた。最初はアイス珈琲でも飲めるといいなと思って足をとめたのだが、ピザの屋台もあった。まだおひるをとっていなかったので、ここでピザを買って食べた。美術館内の敷地にあるベンチを利用したが、背後に鯉が泳いでいる用水路?があった。

 

その後は日光例幣使街道をポタリングして蔵や古民家を鑑賞した。街道沿いに「とちの葉」という中華そばのお店をみつけた。古民家を再利用した(ようにみえる)雰囲気のよいお店で、ピザなんか食べずにここでおひるをとればよかったと激しく後悔する…。

 

ひととおり古民家を鑑賞したら、市内を南下して巴波川綱手道沿いに「蔵の街」と呼ばれる地域に向かう。今回栃木に来た二つの目的の一つは大平山の桜並木観光だが、もう一つは巴波川にかかるたくさんの鯉のぼりを観光することだった。午後4時になって少し日が傾き、光がやわらかくなって無数の鯉のぼりが鮮やかに輝いていた。その下を、観光客を乗せた遊覧船が通り過ぎる。昔ながらの河岸船で、船頭さんがゆっくりと船をこいでいる。幸来橋のそばにあるカフェ「舟見茶屋」の川岸に置かれた椅子に座り、アイス珈琲をのみながらその様子をしみじみと眺めた。

 

しかしブレロは本当に栃木の街が好きである。前にも書いたが、ここには独特な空気感がある。アトランティック・カナダのような…といってもあいかわらずアトランティック・カナダに行ったことはないが笑。とにかく光がきれいなのだ。川越ほど観光資源となる古民家や蔵が多いわけではないが、おかげで街全体が文豪に愛されそうな静謐さをたたえている。

 

正直、ここに1年でも住むことができたらな、と思う。そのチャンスはないだろうが…。

 

↑今回のライドのショートムービー

 

本ライドのルート記録