Muret

転勤のためにフランスにやってきたブレロ一家は、ミュレ(Muret)という小さな町に居を定めることになった。

勤務地はトゥールーズ(Toulouse)だが、そこから少し離れた町である。小さいとはいっても2万5000人の住民がいるので、生活に必要な施設はだいたい揃っている。それらの施設はブレロの住居からすごく近いところにあるので、とても便利である。

ジャンジョレス広場を中心とした旧市街?には古い建物が残り、景観が保全されている。ブレロ3号は、ここにある幼児用の遊具に毎日歩いて遊びに来ている。

しかしミュレを囲む一帯はどこまでも平凡な農地が広がり、変化に乏しい景観が続く※。EMSで高いお金を払って愛機を持ってきたものの、手近に楽しいポタリングができる場所はあまりないようである。

ちなみにトゥールーズ市内には公共のレンタル自転車が多数設置されているので、自分の自転車で街の中をポタリングする必要がない。防犯上も自分の自転車よりもレンタル自転車を利用したほうがよいだろう。

 

※ 日本では都市における景観保全の意識は薄いが、狭い国土のせいか、景色が変化に富んでおり、ポタリングに適しているように思う。